子供のお熱は突然に

今回は、ゆうママさんからご寄稿いただきました。


読んであげるよ

なんか様子が…。やっぱり!お熱だ!

あぁ今日も忙しい!お洗濯を干して買い物行って掃除をしたらお昼作って…なんてやっていたらあっという間にもう夕飯を作る時間!いつゆっくり座ったっけ…。コーヒーでも飲む時間が欲しいなぁ、と思った 矢先にリビングから泣き声。ハイハイと向かう先で次男がとろんとしたおめめをしていました。どうも。3人の子育てに日々奮闘する母です。

子供のお熱は突然に

いつも一緒にいるからこそ、子供のちょっとした変化に気付いたりしますよね。いつも以上に抱っこをせがんでくるとか、ご飯をあんまり食べないとか。言葉で伝えられない赤ちゃんだと動作により顕著に現れ ますよね。体温計を取り出した時にはほぼ確信を持っていてピピピッと鳴って確認した数字に、やっぱりと呟く。

「だから抱っこしてほしかったんだね。早く気付けなくてごめんね…」

いつも元気に笑ってくれるお顔が見れないと仕方がないことかもしれないけれどお風邪を防いであげられなかったことが申し訳なくてしょうがなくなります。

この日お風邪を引いてしまったのはまだ1歳の次男でした。いつもなら元気いっぱいにイタズラをしたり絵本を読んでと台所に立つ私のところに絵本を持ってきたりおかずをつまみ食いしたりと可愛い姿を見せ てくれる夕方の時間。それが今日は大人しくおんぶされているだけ…。どんなにイタズラをしても元気な姿が1番だと改めて思います。

小学生のお姉ちゃんとお兄ちゃんがいる次男は何かと外出する機会も多く、お風邪を引かせてしまうこともしばしば…。何を最優先すべきかという悩みを繰り返しながらなんとか3人の子育てをしています。い つでもみんなを100%満足させてあげられたら。万全にみてあげられたら。でもそれはやっぱり無理…。時には誰かが我慢をして、また違う時は誰かが我慢をする。そんな風にしかできない自分を責めてしまう時 間にもなるので子供がお風邪を引いた時、ますます落ち込んだり…。

熱くていつもよりくったり元気のない次男を抱っこしながら夜も眠れぬ看病がスタートするのでした。


お熱で寝ている我が子

用意しておくと便利なあれこれ

風邪を引くといつもと同じ様に食べられなくなるのは大人も子供も同じ。大好物も風邪の時となるとどうにも受け付けず、その様子に症状の重さを実感してますます心配になっちゃいます。たくさん食べてしっ かり薬を飲んでぐっすり寝て…というのは子供にはほぼ無理!特に年齢が低ければ低いほど親を繋ぎとめようとするので昼間どころか夜もお風呂はなかなか入れず夜中の睡眠さえままならないことも…。

様々な経験や失敗を経て、私がお風邪の子供たちにあって良かったと思いいつも用意しているものをいくつかご紹介します。

・バスタオル数枚

高熱でいつ吐くか分からないため枕元に敷いたり置いたりしていると突然の嘔吐に素早く対処できます。

・飲み物

マグマグやペットボトル(ストローつき)で枕元に。咳き込んだりした時に飲ませてあげられます。

・スマホ

具合が悪い時は泣き始めるとなかなか泣きやめず吐くまで泣いてしまうことも…。一瞬でもいいので気を逸らすために好きな音楽や動画をスマホから流してあげられるといいです。

・好きなおもちゃやぬいぐるみ

手に握っていると安心するみたいです。お気に入りならタオルや絵本でもなんでもいいみたいです。

あくまでうちの子たちの話しなので参考程度にしてくださいね。子供のケアも大切なのですがママ・パパ自身が倒れてしまっては大変!かく言う私も看病に疲れて免疫力を落とし風邪が移ってしまうことを何度 か繰り返しまして(苦笑)なので、自身を癒す飲み物やおやつをとる時間をなるだけ作るようにしています。子供たちが辛い時に私も疲れた顔にならないために。辛そうに泣く子供に優しく大丈夫だよと言ってあげ るために自分の中に少しでもいいから余裕を持っておくと良いのだと3人のお風邪にてんてこまいしながら思ったことでした。

お風邪の引き方は三者三様

例え兄弟だからと言っても風邪の引き始めや症状はそれぞれなのだからまた大変!

長女はやけに無口になり、長男は頻繁に調子の悪いアピール。次男はまだ小さいので甘えてくることで具合の悪さを伝えてきます。引き始めもまったく違い、長女は鼻詰まり。長男は喉が痛くなる。次男は鼻水 が今のところお熱が出る前に目立つ症状で春や秋になると花粉もあるので見極めにくいったらありゃしません!

日常を忙しく過ごしていると気付けないことも多くあるのですがそれが大事な日の前日だったりすることもよくあります。「えぇ…なんで今なの?」思わず。言ってもしょうがないし子供は悪くないのは分かっ てるけど楽しみにしていたランチとか旅行の前だとかとなるとついつい溜息と共に呟き体温計を前に項垂れちゃいます。

あとでよく思い返せばバタバタして子供に気を配れない時に限ってお熱になる子供たち。もしかして、かまって!のサインかと思うと予定を前にして体調を崩してしまった子供を責めることもできません。

それでもやっぱり…母も1人の人間!なんで今なのー!?とトイレで叫ぶのは許してね。

巡り巡ってアンカーは母

兄弟間で風邪を移さないのはもう無理に近いです。いつもは喧嘩ばかりしてる兄弟たちですが風邪を引けば心配になっちゃってどうしてもきになる様子。寝ている部屋に近付いちゃ駄目と言っているのに気付け ば同じ部屋で遊んでたりおしゃべりをしてるって…。

もう!移るでしょ!…と、言うも時すでに遅し…。1人治ったと思えばまた1人引き、治りまた引くを繰り返してパパまでいけば残るは私…。ごくり。

ママのお風邪は孤独…。誰かに看病してもらえるわけじゃないし(旦那は仕事)子供たちは風邪ママにおかまいなしの通常運転。家事に手を抜くわけにもいかないのでどんなに具合悪かろうと買い物、洗濯、料理 などマスクを二重にしてやるしかなく。病院に行くにも小さな子供がいると難しい。ひたすら自然に治るのを待つべし!

といった具合に風邪引いたからといってゆっくり寝ていられるわけじゃないので予防に余念なし!の、はずなのにやっぱり引いちゃうんですよね…。回り回ってママの元にくる風邪はレベルアップして強くなっ ているのでより辛い。マスクをしながら健康第一と実感してますます家族全体の健康管理の鬼となることを心に改めて誓うのでした。

1人引けば1人で済まず、家族の中を無遠慮に回る風邪を退治するのは母の仕事。空気清浄機に加湿器、手洗いうがいを徹底して除菌も欠かさない。インフルエンザ流行などの情報などには耳を澄まして敏感に 。

自分が苦しいのはもちろん嫌ですが、やっぱり家族が苦しい思いをするのは辛いのでこれからも気を配っていこうと思います。

体調不良の原因を見極めよう

これは比較的、朝や夜寝る前に交わされる会話です。

「ママ、気持ち悪い」

「熱測ってみようかー」

「熱はないけど」

「そっかぁ。うーん…あ!そういえば今日プールあったよね?」

「う、うん」

「給食は嫌いなキノコがあるみたいだねぇ」

「うん…」

「そっかそっか。なるほど。気持ち悪くなるね、今日は」

「うん…休む」

「うん。頑張ろう」

子供の体調不良の原因は風邪ばかりではないので、そういう面にも気をつけなきゃいけません。総じて家族全体をよく見られる母でありたいと思います。結果的には仮病のようですが子供は嫌なことに向き合っ て本当に気持ち悪くなっているようです。頭ごなしに、嘘でしょと否定するのではなく1度肯定してもらうと少し落ち着くみたいでなるだけやんわりとでも軸はブレずに主張して嫌なことから逃げないように背中 を押してあげています。忙しくてバタバタしているとついつい叱ってしまうことも少なくないんですけれど(苦笑)。

お風邪でも、精神的なものが原因の体調不良もそのどちらもいつでも「大丈夫」と言ってあげられる母の姿が理想なので風邪が流行し卒業入学と生活の変化が多い今日もそれに向けて母は頑張ります!