ついに爆発!抱えきれない不満や怒りをお互いぶつけ合ったその結果

今回はゆうママさんからご寄稿いただきました。


読んであげるよ

こんにちは。

子供は可愛い!寝顔を見ていると1日の疲れなんて吹き飛ぶ!マイスイートハニー!!

…なんていう母親メンタルを理想としているもののそれとはほど遠い毎日を送る3人の子を持つ母です。

もう毎日、朝から声を張り上げっぱなし。

「忘れ物ない!?」

「もう1回トイレ行っときな!」

「ハンカチとティッシュー!(もう何回目!?)」

誰ですか朝食は優雅にみんな揃って挽きたてコーヒーの香り漂うリビングには笑顔が溢れるだなんて理想を描いて見せたのは。

しっかり者と見せかけて抜けっぱなしの長女と、能天気に見られがちだけど実は神経質な長男。そして忙しい時に限って目覚める次男に囲まれてすでに仕事へ出掛けた夫不在の家を駆け回る毎日です。

コーヒー?飲めませんね。せいぜいペットボトルからコップに注いだ鉄分たっぷり野菜ジュースを次男を抱っこしてグイッと飲み干すぐらい。

こんな賑やかさがいつか恋しく思える日が来るかは想像もつきませんが、子供たちのおかげで忙しく刺激的な毎日を楽しく過ごしています。

長男について

「ママ、ちゃんと畳んだよ!ほら!!」

毎朝そう言って今夜着るパジャマを畳んで見せてくれるのは小学生の長男。

まぁ本当に綺麗なんです!ササッと適当に畳むだけの私とは大違い!誰に似たの?

なんて言いたくなっちゃうこの長男はママ友や先生、誰に聞いてもママ大好きっ子なのですが明るさが破天荒ばりにずば抜けててずぼらに見られがち…。

でも実は繊細で神経質なところがあるのです。

普段の明るさからはなかなか分からないそんな一面に気付いたのはつい最近のことでした。

今回はそんな長男のお話をしたいと思います。

育児ストレス

それは私が次男妊娠中のことでした。

今思えば長男は小学校に上がったばかりの1年生、私は情緒が不安定になりがちだったのでそのせいもあったかもしれません。

けれどあの頃は小学校に進学して広がった人間関係の中で長男をつい比べてしまう悪循環に陥ってしまっていました。

下校する時に1人だけ遅れてしまったり

すぐにいじけてしまったり

友達と仲良く遊べずトラブルばかり。

お友達やそのママに謝る毎日は身重で自由に動けないストレスの上にのしかかり、ついにはお友達ママの前で涙ぐんでしまうほどストレスが溜まっていました。

頼みの旦那様は仕事が忙しい時期で家族となかなか時間が持てない毎日。

私だけが長男と関わる日々に夜な夜なスマホを片手に育児相談窓口を調べたり。今まで買ってこなかった育児書を買い込んだりもしました。

ついに爆発

そんな毎日も半年が過ぎた頃、ついに爆発しちゃいました。

買い物へと向かう車の中で姉弟喧嘩。

長男が長女に手を上げて泣かせてしまったところでドカンッと噴火です。

車を停めてガミガミと怒る私と負けじと言い返してくる長男。きっとその声は車の外にも聞こえていたことでしょう…。

もう我慢も限界でした。

なんで分かってくれないの

どうして素直に謝れないの

冷静に諭すことも出来ない私。

けれど長男が泣きながら言った言葉にハッと息を呑んだのでした。

長男の一言

「ママはオレのことなんか好きじゃないんでしょ!?」

「なんで?そんなことないよ。どうしてそう思うの?」

「いつもオレばっかり怒るから」

「それはあなたが悪いことしてるから」

「でもオレも嫌な想いしたもん!」

「…なに?」

「昨日だって…」

思いもしなかった長男の言葉に私の頭は少し冷えて落ち着いて話せば長男も落ち着いてきたらしく、よくそんな前のことまで!、と驚くほど前のことを事細かに話してきたのです。

長男はつい行動に移したり発言してしまったりして目立って暴れているように見えるけど、実はお友達に嫌なことを言われたりされたりして嫌な想いをしていたこと。

だからと言って何かを投げてしまったり嫌な言葉を言ってしまうのはいけないことですが、私にその気持ちを訴える前に頭ごなしに叱られてしまった長男はますます気持ちの行き場をなくしてしまい私と同じ様 に溜め込んでしまっていたのです。

子供なりに

長男はお友達に言われれば楽しくなんでも引き受けながらも、自分なりに実は心の中でおかしいなぁと思っていたんだ…。

私に怒られるばかりで、言えばまた怒られてしまうと思って言えなかったんだなぁ…。

私に好かれてないとまで思わせるぐらい、長男のことが見えてなかったんだ。

長男は長男なりに、妊娠する私を気遣って本音を言えなかったのかもしれない。

なんで。

どうして。

そんな私の要求を押し付けてるばかりだった私がやっと長男の行動の「理由」に目を向けた瞬間でした。

ママはあなたの味方です!

「もう絶対遊ばない!」

あぁーあ、今日も喧嘩して帰ってきた。あなた、先週もそう言ってましたよー。

あれから少しずつ長男は私の話に耳を傾けてくれるようになりました。私がちゃんと話を聞く気になったのが彼にもちゃんと分かったのだと思います。

今日も今日とて、プリプリ怒りながらドタドタと帰ってきて片付けも早々に学校であった色んなことを話してくれます。


子供の話を聴くママ

「オレは絶対悪くない!あっちが悪い!」

もうすごい剣幕(苦笑)

前まで、どうせあなたが悪いことしたんでしょ?、と決めつけて言い捨ててしまっていましたが(今思うと酷い;)溜息を堪えつつもまずこう聞けるようになりました。

「なにがあったの?」

すると長男なりに一生懸命話してくれるその言葉に突っ込みたくなる気持ちをグッと堪えてまずは、

「うんうん。それは嫌だったねぇ」

肯定してあげることにしました。

それまで苦しかったですが、お互い爆発してぶつけ合ったその結果ようやくお互いの気持ちを理解して受け入れることができたのでした。

周りに迷惑をかけるとか

こんなことが出来ないの?だとか、時には恥ずかしい!と思ってしまったこともありました。

けどそれは一旦置いといて、

「ママはあなたの味方なんだよ!」

そう伝わることを心掛けて接していこうと思えた出来事なのでした。

「だからさぁ!もう遊ばない!一緒にゲームするのは明日にする!!」

「遊ぶんじゃん!(笑)」

やっぱりツッコミどころたくさんなんですけどね。