幼稚園選び、基本のポイントは?
今回は、あきママさんからご寄稿いただきました。
私は専業主婦なので、子供は保育園ではなく幼稚園に入れることになっていました。
保育園の待機児童問題ばかりがクローズアップされがちですが、実は幼稚園も地域によってはなかなか入るのが大変だったりします。
子供の人数に対して幼稚園や定員が少ないエリアでは、面接などの考査や、何時間も並んでの出願が避けられない場合もあるんです。
幼稚園リサーチ
我が家が住んでいるところも幼稚園事情はなかなか大変だったので、子供が3歳になる前から幼稚園リサーチを始めていました。
公立、私立、遠方の園などあちこち見学に行って比較する日々。
そのなかでポイントだと思った点を挙げてみます。
公立か私立か
幼稚園にも公立と私立があります(地域によっては公立幼稚園がない場合もあります)。
公立幼稚園
公立なら費用が安いため、教育費を大幅に節約できます。
しかし入園希望者が定員を上回っている場合、抽選が実施されることも。
このような場合、もし抽選に外れると幼稚園に入れなくなってしまいます。
私立幼稚園
一方私立幼稚園は、教育方針や送迎バス・習い事の有無など園によって特色が異なります。
お寺や教会が運営する宗教法人の幼稚園では、宗教教育も行われます。
費用に対しては自治体からの補助金が出るため、実際の負担額は公立園と変わらないところもあります。
いつから入園?
保育園は0歳から入園可能ですが、幼稚園はおよそ3~4歳ごろからスタートします。
幼稚園によって保育年数が異なり、満3歳児の年少少クラスから4年間通えるところもあれば、年中から入園する2年保育もあります。
全国的には年少クラスからの3年保育が主流でしょう。
しかし家庭の状況や本人の性格などから入園を早めにしたい・遅めにしたい場合、それに対応している幼稚園を選ぶ必要があります。
保護者として気になるポイント!
送迎バスのある幼稚園なら、遠方からの通園が楽になります。
事前の説明会などでバスの走行ルートを確認しておきましょう。
また給食があると朝のお弁当作りの負担が減るほか、バランスの良い食事がとれる、皆で同じものを食べることで好き嫌いを克服できる、といったメリットがあります。
お弁当と給食が半々という幼稚園では、両方の良いところどりができますね。
食物アレルギーがある場合は、除去食などの対応について事前の確認が必要です!
保育時間終了後もそのまま幼稚園で遊んだり、習い事などが受けられる延長保育があると、共働き家庭でも安心です。
下に小さなお子さんがいる場合なども、なにかと便利でしょう。
教育方針やプログラムなどの特色は?
私立幼稚園ではそれぞれ独自の教育方針や特色を掲げています。
もちろん、どの幼稚園も子供たちの健やかな心身を育むというのが前提となってはいますが、私立幼稚園を選ぶなら園の雰囲気や方針が我が子に合っているかどうかも考えておきたいですね。
例えば遊びを通して学ぶのびのび系幼稚園、就学準備や小学校受験も視野に入れたお勉強系幼稚園、シュタイナー、モンテッソーリなどの教育方法を取り入れた幼稚園、といった具合です。
外遊びの時間が多い幼稚園と、読み書きをはじめとしたペーパーワークをしっかりやる幼稚園では、自ずと雰囲気も違ってきます。
どちらが良い悪いではなく、子供に合っているかが大切です。
また先にも触れたように、宗教系幼稚園ではお祈りの時間があったり、釈迦の誕生を祝う花祭りやクリスマスなどの宗教行事を重んじているところもあります。
宗教教育に抵抗を感じているなら、こうした幼稚園は避けた方がいいでしょう。
まとめ
幼稚園選びの基本的なポイントをご紹介してみましたが、やはり実際には自分の目で見て確かめることが一番大切です。
入園一年前の5~6月ごろから、徐々に見学会や説明会、未就園児も参加できるバザーや運動会などが開催されるため、気になる幼稚園には実際に足を運んでみましょう。
園舎は清掃が行き届いているか、セキュリティも含めた安全性に配慮されているか、園児と先生は楽しそうにしているか、といった点は見てみなければ分かりません。
気になる点は入園前にしっかりチェックして、安心できる幼稚園生活を目指しましょう。